第23回プラント保全研究会

主 催:( 公社) 化学工学会中国四国支部, 中国地区化学工学懇話会
共 催:山口地区化学工学懇話会, 岡山地区化学工学懇話会,徳島化学工学懇話会
協 賛:広島大学フェニックス協力会,( 公社) 腐食防食学会中国四国支部

趣 旨:本研究会は、化学産業等で重要となるプラントの設備管理、保全技術の向上のための勉強会です。化学工学会会員・非会員を問わず、保全設備関係または工務関係の方々をお誘い合わせの上、多数ご参加下さい。

日 時:2023年3月3日(金) 14:30~19:00

TKPガーデンシティPREMIUM広島駅前カンファレンスルーム 7B(講演会) ,ホール 7A(交流会)

場 所:TKPガーデンシティ PREMIUM広島駅前カンファレンスルーム 7B(講演会) ,ホール7A(交流会)(〒732-0821広島県広島市南区大須賀町 13-9)広島駅(南口・在来線口)から徒歩2分

開催形式:ハイブリット( WEB参加の方には、個別に招待状をお送りします)

プログラム:
〔講 演〕 14:30~16:45(講演40分+交代5分)

1.(14:30-15:10)「水素製造に用いられる触媒管の余寿命管理」

千代田化工建設(株)シニアコンサルタント 柴崎 敏和 氏

 アンモニアの原料となる水素、燃料電池の燃料となる水素、その他合成ガスの原料となる水素を水蒸気改質反応により製造する時、当該反応に必要な触媒を充填し、外部から加熱され使用されるのが触媒管である。触媒管はCr、Niを多量に含む鉄基鋳造合金で作られる。触媒管は 2~3MPaの内圧による応力、触媒管内径側、外径側の温度差による熱応力を受ける。更に、外部バーナーで加熱され金属温度は900℃以上となる。触媒管はクリープ損傷によりその寿命が消費され、最終的には破断する。そのため使用中の破断事故防止から、余寿命管理が求められる。本講演では触媒管の余寿命評価および関連する周辺機器配管の損傷事例について紹介する。

2.(15:15-15:55)「溶射・溶接による装置・動力機械の長寿命化・延命化」

光栄テクノシステム(株)取締役社長 德本 啓氏

 当社は長寿命化・延命化でお客様に貢献しています。溶射は金属粉末、セラミック粉末などをガスフレームやプラズマなどで加熱しつつジェット噴射し、対象物表面に被覆層( 0.3-3mm)を形成します。被覆層を選ぶことにより耐摩耗性、耐食性などを付与することができます。薬液乾燥装置の表面被覆や軸受けの再生・延命化などに応用されます。溶接では、金属や硬質層を肉盛りできますし、亀裂を補修することも可能です。JR西日本等のディーゼルエンジンの修理・延命化にも採用されています。これらを紹介します。

3.(16:00-16:40)
 「プラント保全におけるAI 開発と活用-プラント保全における熟練専門家依存度の軽減」

(株)ベストマテリア 会長 木原 重光氏, (合)設備技術研究所 代表社員 松田 宏康氏

 プラントの保全は、設備・機器・配管の損傷劣化進展による破損を未然に防ぐことである。これには熟練技術者の知識と経験が必要であるが、熟練保全技術者の減少、少子化による後継者不足が問題となっている。本講演では、蓄積された保全データと熟練技術者の暗黙知を機械学習させた AIの開発と破損を未然に防ぐツールとして活用できるシステムについて紹介する。

〔交流会〕17:00~19:00

参加費 (消費税込み)

  講演会 交流会
化学工学会会員,中国四国支部内の懇話会会員 無料 2,000 円
非会員 1,000 円

申込方法:申込先フォームサイトでお申込み下さい。
URL:https://forms.office.com/r/CSd9nf1fcD
申込先フォームで申し込みできない場合は, e-mailにて,会社名、所属、氏名、会員・非会員の区別、連絡先(住所、電話、 e-mail)、現地参加か WEB参加,交流会参加の有無を記載し,お申込みください。

申込締切:2023年 2月 14日(火)

問合先:
  〒739-8527 東広島市鏡山1-4-1
  広島大学工学部化学工学講座内 中国地区化学工学懇話会
  TEL 082-424-7718
  E-mail:ysasa@hiroshima-u.ac.jp
  URL:https://konwakai.hiroshima-u.ac.jp/

資料ダウンロード

第23回プラント保全研究会の資料を参加者限定で2023年3月31日までの期間、ダウンロードできます。ダウンロードにはメールでお知らせしたパスワードが必要です。

注意)各資料の著作権などは講演者およびその企業様に帰属することをご留意ください。